岩本 茉也さん
Maya Iwamoto
女子学院高等学校→早稲田大学商学部 [2020年]

斉藤岩本さんは中学2年生の頃からLevel 2に参加していますね。その頃を振り返って、当時の岩本さんにとって英語はどんな科目でしたか。

岩本元々私は洋楽やアメリカの映画などが好きでしたが、中学生になると英語に対する印象を勉強としてしか捉えられず、それまでテストでは赤点でした。しかしJ PREP に入ってから、英語を海外の人とのコミュニケーションや自分が洋楽や映画を見る時のツールとして使うようになりました。

斉藤勉強としての英語のスタイルに今ひとつ馴染めなかったということですね。Level 2 からやり直して、徐々に英語は得意になりましたか。

岩本まだ中学2 年生という段階だったので、苦手から得意科目になる転換が素早く、急に英語ができるようになりました。中学生前半の時点で英語が得意になったことは私にとって幸運であったと思います。

斉藤ということは、J PREP に来てから比較的真面目に英語を勉強し始めて、学校の成績も上がり始めたということなのですね。ネイティブ・スピーカーの先生が言っていることが分からないなど、通い始めて大変ではありませんでしたか。

岩本意外にもそういった印象を持った記憶がありません。

斉藤それは元々映画や洋楽が好きだったからですか。

岩本日常の一部に英語が溶け込みました。

斉藤ちなみにどのような洋画や洋楽が好きだったのでしょうか。

岩本ディズニー・チャンネルを見ていました。それしか見ておらず、日本のアニメや映画は現在でも全然見たことがありません。

斉藤何となく分かっていたものが、正確に理解できるという自信に繋がったのですね。ある意味私と近い学び方をしていたのかもしれませんね。私が子どもだった頃はディズニー・チャンネルなどもちろん存在しなかったのですが、私も海外のラジオ放送を、短波放送を傍受して聴くのが好きでした。ちなみにどのような洋楽を聴いていましたか。

岩本ディズニー・チャンネルやその関連のものを、何も分からず口パクで真似しました。

斉藤英語の文法は旅行ガイドのようなものです。旅行ガイドを見ても内容はあまり頭に入りませんが、実際現地に行ってからガイドを見ると、こういうことか、という感覚で入ってくるようになると思います。したがって文法書のような文法はとても大切なのですが、実際そこに身を置いて英語を使う経験と、理論的な理解をする順番を入れ替えた方がむしろ良いのではないかと思います。日本で英語を習うとどうしても理屈から入って経験が後になるものだから楽しくない、ということが良くないのだと思います。

岩本J PREP ではTED TALK や哲学の本などを読んで、そういった側面から英語を学べたので、楽しかったです。特に『Justice: What’s the Right Thing to Do?(』邦訳『これからの「正義」の話をしよう』)を一緒に読んだことはとても印象に残っています。私たちのクラスでは皆で積極的に意見を交換しました。受験英語としてではなく、日常のツールとして英語を学習していったので、今でも覚えています。

斉藤そのスタイルでやった方が楽しい上に身につき、身についたものは受験でも役に立ちますよね。大学に入って、商学部はどうですか。

岩本私は商学に興味があったので商学部の授業内容自体は楽しいのですが、やはり大講義室で数百人が受けるといった授業が多くあります。私はマーケティング研究会というサークルで、マーケティングの授業で習ったことを取り入れた事業などを企画しています。そういった実践的な学びをしていた方が英語と同じように楽しいと思います。

斉藤マーケティングに興味があるなら、少し実務を経験することと、大学で学ぶということを両方やった方が良いんですよね。あとは思い出に残っているのはイェール大学でのサマー・キャンプですね。10 日間ほどの滞在により岩本さんの中でどのような変化がありましたか。

岩本そもそも大学とはこんなところなのかと思いました。日本とは違いますが、前傾姿勢で学ぼうという姿勢がないと何も学べないと思いました。

斉藤そうですよね。自分で求めていく姿勢、態度がないと大学では成功できませんね。将来はどんな仕事をしたいと考えていますか。

岩本今まではマーケティング関連や貿易系の仕事に就きたいと考えていました。1 年生の時から就活のことばかりを考えていて、サークルでもマーケティングをしたり、留学先のフランスでブランド・マーケティングを学びたいと思っていました。しかし、将来のことを先急ぎして考えすぎていたので、コロナ禍を機に一旦それをストップしました。教育や社会問題系にも興味があることを思い出して、今は中学生、高校生にキャリア教育をするプロジェクトに参加しています。

斉藤ある意味コロナ禍は振り返って立ち止まって考えて、そこから未来に歩み出す良いタイミングだったかもしれませんね。コロナ禍も悪いことばかりではなかったかもしれません。そういったことは前向きに考えた方が良いですね。