J PREP Kids 指導方針
音声の基礎力を培う
小学生は、言葉を学ぶ上で音声の感覚に優れています。J PREP Kids では、この年齢特性を最大限に活かすカリキュラムおよび教材の編成を行っています。
POINT1
教室での音声指導
毎週2時間半の指導のうち、日本語母語講師が1時間、英語母語講師が1時間の授業を担当します。加えて30分間、宿題のチェックを行うレビュー・タイムがあります。
フォニックス
英語は、文字と音声が必ずしも一致しない言語です。そのため、英語母語話者(ネイティブ・スピーカー)でも、綴り字と発音の関係を習得するのにかなりの時間を要します。フォニックスは元来、英語母語話者が自然なかたちで文字を読めるようにするために考案された学習方法です。
まず、子音 + 母音 + 子音からなる組み合わせを、正確に音読できるように練習します。
C + A + T を[k] [æ] [t] と読み、つなげることで [kæt] と発音できるようになります。カタカナで「キャット」と発音するのとは、異なる音になります。
次第に 母音 + 母音のパターンや、サイト・ワーズと呼ばれる頻出例外語の読み方を覚えていきます。
J PREP Kids では、フォニックスの基礎は日本語母語講師が担当します。
いくら音声の習得に秀でている子どもたちとはいえ、週1回、英語母語(英語ネイティブ)講師と練習するだけで上手になるわけではありません。
普段、日本語で教育を行う学校に通いながら、効率的に英語の音声を習得するためには、日本語での理解力をむしろ効果的に活用するかたちで、英語を身につけていくことが望ましいと言えます。
口の開き方、舌の動かし方、呼吸法、日本語での説明を介することで、生徒はむしろ短時間で正確な英語の音を身につけていきます。
このように、フォニックスは J PREP Kids コア・カリキュラムの根幹に位置しています。どのような単語も、ある程度正確に、自然に読み込むことが出来る能力を確立した上で、小学校5年生以降はIPA (発音記号)を用いた指導に移行します。
チャンツ
フォニックスを通じて綴り字と発音の関係を身につける一方、連音や英語特有のリズムとストレス、ピッチはチャンツを通して、歌うように音読して自然に習得するように工夫しています。
絵本の音読
音読できるようになった単語の組み合わせで、文が成立します。次に複数の文が組み合わされることで、物語が形成されます。音声と意味を円滑に結ぶことができるように、絵本の音読教材を各種用意しています。
POINT2
豊富な音声・動画教材
週1回2時間半の教室指導だけで、本格的に実力を伸ばすことには限界があります。
家庭での毎日の音声練習が、順調に上達していくためのカギとなります。これを可能にするために、各種音声・動画教材を受講生用学習管理システム(J PREP Friends)にアップロードしています。
POINT3
生徒一人一人の進捗をチェック
J PREP Kids では、音声練習課題について、生徒一人一人の学習進捗を講師の側で毎週チェックするようにしています。