K.I.さん2025年
出身高校筑波大学附属駒場高等学校
進学先東京大学 理科一類
帰国後に見つけた、
自分に合う英語学習環境
小学校5年生でベルギーへ行かれて、インターナショナル・スクールに3年間通われたと伺っています。
はい。小学校5年生から中学2年生までベルギーのインターナショナル・スクールに通いました。帰国して日本の高校を受験する際に、英語にはある程度の自信があったものの、高校入試のために文法をやり直す必要があったんです。
なるほど。どのような経緯でJ PREP を選ばれたのでしょうか?
中学2年生の間は、もう学校を楽しむことに専念しようと思って、本格的に塾に通い始めたのはその後です。J PREP Scholars のTOEFL®対策の授業を取る形で入塾しました。海外留学することも考えていた時期もあったのですが、最終的には兄と同じように東大を目指すことになり、高校3年生に国内大学受験カリキュラムのクラスにも入りました。
受験勉強のため、というよりは、英語そのものの力を伸ばしたいという思いが強かったのでしょうか?
まさにその通りです。他の科目は他の塾に通っていたのですが、英語だけはJ PREP にしようと思ったのは、やはり最初のオール・イングリッシュ・パートがすごく魅力的だったからです。正直、受験に向けてだけの勉強をするのがつまらないと感じていました。英語に関しては、もっと将来的に海外留学や海外での活躍に役立つ英語を身につけたいと思っていたので、まさにこれだと感じました。扱う内容も非常に興味深くて楽しかったですね。
J PREP での勉強が特に役立ったと感じる点はどこですか?
帰国生なのでリスニング力はある程度元々ありましたが、J PREP の授業は帰国後のリスニング力を維持するのに役立ったと思います。特にオール・イングリッシュの授業は、常に刺激的な話題が扱われ、知的好奇心がかき立てられました。
長文のライティング、いわゆるアカデミックな書き方には当初苦手意識があったと伺いました。その点はJ PREP でどのように克服されましたか?
まさにそこが一番の課題でした。高校1年生の時のTOEFL® コースで、まずライティングのフォーマットや書き方をたくさん教えてもらったんです。その後、高校3年生のクラスに入ってからも毎週ライティングの宿題があり、そこで書き方を徹底的に練習できました。J PREP に入って、インターナショナル・スクールで続けていたであろう、知識を吸収するだけではなく、論理立てて表現する作法をうまく吸収できたと感じています。ライティングは、僕にとって学びが最も多かった部分です。
TOEFL®対策のコースは、留学志望者向けというイメージもありますが、東大受験にも役立ったと感じますか?
間違いないです。形式は違えど、問われていることや考え方は一緒です。
実は東京大学の大学院に進学しようとすると、英語はTOEFL®のスコア提出が求められます。高校生のうちにTOEFL® 対策をしておくと、その延長線上で受験勉強を組み立てられるので、東大に入ってからが本当に楽だと感じました。理系に進んだ場合、読む文献のほとんどが英語になりますから。
他の塾では英語は受けていなかったと伺いましたが、なぜJ PREP に絞られたのでしょうか?
兄もJ PREP に通っていたということも影響していますが、受験に向けてだけの勉強をするのはつまらないと感じていたため、将来的に海外でも通用する英語力を養えるJ PREP のスタイルが、私の目標に合致していました。
東大受験を目指す後輩たちに、何かアドバイスはありますか?
合格体験記にも書いたのですが、本当に高1から積み重ねておくことが一番強いと思います。どんなに学校行事が忙しい時でも、J PREP の宿題だけは必ずやりきると決めていました。そうすると成績が大きく落ちることはなく、アップダウンも少なかったです。
高2・高3に上がる時点で周りより遅れてしまうと精神的にすごく焦ると思いますが、僕は高1から基礎を固め続けてきたことで、平均より少し上の点数をずっとキープできました。実のところ、英語の勉強は基本的にJ PREP の宿題しかやっていませんでした。それでも丁寧に取り組み、授業で学んだことを最大限吸収していけば、点数はしっかり伸びていきます。そして高3で受験に専念する時期に一気に集中すれば、合格できると感じています。
「貯金」することの重要性ですね。どの科目を優先して貯金すべきだと感じますか?
はい。「継続は力なり」という言葉を馬鹿にせず、英語で貯金をしておくべきです。英語の貯金があれば、高2・高3で他の科目に時間を割けます。僕の場合、高校受験で英語に取り組み、さらにベルギー滞在の期間もあったので、大学受験に向けて英語をそこまで多く勉強したわけではありませんでした。その分、数学や理科に時間を回せたと思います。
英語は本当にぶれない科目です。点数の上下が少なく安定していて、常に上位をキープできました。数学で下振れしても、「英語があるから絶対受かる」と心の余裕につながります。僕は物理と化学を選択していましたが、理科に苦手意識があったので、受験直前期はほとんど理科に時間を割きました。
英語と数学は過去問演習をやるまでは、新しいことを増やさず、テキストの復習も最低限にして、その時間を理科や国語に充てていました。英語は本当に「裏切らない」と強く感じます。結果的には、リーディング、ライティング、リスニングの全てで、安定して高得点が取れました。
東大では、どのような分野を学びたいと考えていますか?
工学系に興味があります。あまり “ メカニカル ” ではない、ロボティクスのように仕組みや制御を扱う分野が、最近とても面白いと感じています。
なるほど。東大でデータサイエンスや計量経済学などを学ぶ場合も、数学、特に解析学が重要になります。大学受験の塾の宿題をこなすように、日々丁寧に積み上げていくことが大切ですよ。
わかりました。ありがとうございます。
J PREP で培った英語力は、これからの学生生活や将来にどのように役立つと思いますか?
もちろん役立つと感じています。将来は大学院で海外留学したいと考えています。学問の幅が広がるだけでなく、ベルギー滞在の時のように世界が一気に広がる感覚をもう一度味わいたいです。大学院進学では TOEFL®スコアが必要なので、高校生のうちにJ PREP でしっかり対策できたことは本当に助かっています。できれば留学先で奨学金も取得して、授業料免除や生活費のサポートも受けられる形で挑戦したいです。
目標をしっかり見据えて前に進む姿が、とても頼もしいです。Iさんのご活躍を期待しています。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。




