K.K.さん2025年

出身高校暁星高等学校

進学先Sciences Po/ University of British Columbia / 慶應義塾大学 法学部

国内大学受験と海外大学出願を両立した挑戦

小学5年生でJ PREP に入塾され、当時はいかがでしたでしょうか?

J PREP に入って最初のクラスはLevel 1 のES110でした。当時のカリキュラムには絵本を読むような内容もあり、最初の1年間はそれほど難しいとは感じなかったと記憶しています。

小学6年生でLevel 2 のES210 にレベルアップされ、それが大きなモチベーションになったとお聞きしています。

はい。本当はES120 やES150 といったレベルに進むことも考えましたが、一気にLevel 2 (ES210) に上がれたことで、 「これはちょっとがんばろうかな」とやる気が出ました。その後も順調にレベルアップし、中2 でLevel 3、高1 でLevel 4に進みました。学校の成績でも常にトップ10 に入っていましたので、英語は試験科目としても自信をもって臨めました。

Level 4 では、たくさんの本を読まれたと思いますが、Kさんはいかがでしたか?

僕は、扱うトピック自体がとても好きだったので、授業内で読む内容も純粋に面白く感じていました。途中でつまずいてしまう友達もいましたが、僕は英語で知識が広がっていくことが楽しくて、むしろ読むことが好きになれたと思います。 特に印象に残っているのは、An Edible History of Humanity 。「人類はこれまで何を食べてきたのか」というテーマが興味深く、読書を通して英語だけでなく世界の歴史や文化にも触れられた経験は、今でも忘れられないです。

高校2年生から、国内大学受験を続けながら、同時に海外大学への出願にも挑戦されましたね。一般的には両立が難しいといわれていますが、あえてその両方に挑まれたのですね。

はい。僕は国立大学を目指していなかったですし、文系だったので時間的に余裕があるかなと思い、挑戦を決めました。それに、J PREP ですでに英語が得意になっていたことも大きかったです。

大学受験カリキュラムとJ PREP Scholars の同時受講は大変ではありませんでしたか?

国語や日本史などの他教科は自分で対策できると考えていたため、塾はJ PREP 一本に絞りました。そのおかげで他の塾との両立に時間を取られることがなく、余裕のある時間をSAT®やTOEFL® の過去問演習に集中して充てることができました。

戦略的な時間管理ですね。海外大学受験を視野に入れるとなると、学校の成績も維持する必要があったと思いますが、その点はいかがでしたか?

そうですね、それは少し大変でした。特に数学が苦手で成績を引っ張ってしまうこともありましたが、副教科で補ったり、得意な国語・社会・英語で高得点を維持するように努めました。学校の勉強をおろそかにせず、しっかり取り組むことを常に意識していました。

オール・イングリッシュプログラムのJ PREP Scholars コースでの経験はいかがでしたか?

高校1年生のときにJ PREP Scholars コースに入りましたが、最初は正直衝撃を受けました。比較的自信があったのですが、クラスにはネイティブ(英語母語)の生徒も多く、スピーキングのレベルが高くて、「これは大変だ」と思いました。でも、そこで食らいついていった経験が、今になって良かったと思います。

その粘り強さが実を結んだのですね。
国内の大学受験に関しては、早稲田、慶應、上智といった難関私立大学を受けられましたが、J PREP での学習で十分対応できましたか?

はい、J PREP の教材と過去問以外はほとんど手を付けていません。市販の参考書なども一切使いませんでした。試験前に少し復習する程度で、それほど労力をかけずに対応できたと感じています。これは、J PREP のLevel 5(EA580)の内容を高校2年生までに習得すれば、日本の大学受験英語は十分に突破できるという、J PREP の講師の確信とも一致する結果だったと思います。

J PREP のカリキュラムが国内の難関大学受験にも非常に有効だったと実感されたのですね。部活動も高校3年生の10月まで続けられたとのことですが、それでも十分な対策ができたのには驚きです。

はい、時間は限られていましたが、英語で時間を取られない分、日本史など他の科目に集中できました。

Kさんが中学時代に第二外国語としてフランス語を学ばれていたことが、TOEFL® の高得点取得に役立ったというお話もありましたね。

それはありました。TOEFL® の難しい語彙の中には、フランス語と語源が重なっているものが多く、正確な意味が分からなくても推測できることが何度かあり、非常に助けられました。

TOEFL® で高得点を狙う際にはフランス語の知識が確実に役立つと私も思います。J PREP での学習に加えて、第二外国語の経験が思わぬ形で高い英語力に繋がったのでしょうね。

はい、あるかもしれないですね。フランス語を学んでいたことで、英語の語彙の理解がしやすくなる場面は確かにありました。

最終的には、カルフォルニア大学サンタバーバラ校(UC Santa Barbara)、アーバイン校(UC Irvine)といった米国の難関大学、さらに国内の早稲田・慶應・上智といったトップ大学にも合格。努力の成果を余すことなく実らせました。

はい、おかげさまで順調でした。冬休みは部活を引退したあと、SAT® の対策に集中しました。最終の出願締切がUBC の1月15 日で、その直後に共通テストがあったため、かなりの短期集中になりましたが、結果的に出願した大学のほとんどから合格をいただくことができ、自分でも納得のいく結果になりました。

素晴らしい成果です。現在、慶應義塾大学法学部に在籍されているKさんですが、今後の進路についてお聞かせください。

2025 年8月から、パリ政治学院(Sciences Po)とブリティッシュ・コロンビア大学(UBC) のダブルディグリープログラムに進みます。最初の2年間をフランスのパリ政治学院で、後半の3・4年生をカナダのUBC で学びます。

以前学ばれたフランス語の経験が、ここで力を発揮していきそうですね。

パリ政治学院は政治学や国際関係学にとても強く、UBC はアジア研究を中心に国際関係学が強いので、この2つを中心に勉強したいと考えています。将来的には、パリ政治学院を一定の成績で卒業すると自動的に修士課程の入学資格が得られるため、ロースクールへの進学を目指したいと考えています。

最後に後輩たちに何かアドバイスをお願いできますか?

はい。J PREP の英語を毎週しっかりやっていれば、学校で英語に苦しむことはほとんどないと思いますし、苦手な科目を勉強する時間も確保できるようになります。定期テスト前なども、英語は少し復習するだけで済むので、他の科目に時間を割けるのは大きいです。推薦入試などを目指す上でも、英語を固めておくことは非常に重要だと感じています。

KさんのJ PREP での8年間の経験は、これからの生徒さんたちに大きな希望となると思います。ありがとうございました。

【School Data】シアンス・ポ(パリ政治学院)
世界中の優秀な学生が集うフランスの名門大学。政治・経済・国際関係などを専門とする教育機関。

【School Data】ブリティッシュ・コロンビア大学
カナダ西海岸・バンクーバーにある世界トップクラスの研究大学。自然豊かなキャンパスと高い教育水準で知られ、留学先としても人気。