R.O.さん2024年
出身高校渋谷教育学園渋谷高等学校
進学先University of Cambridge
英語初心者として中1でJ PREP に入塾
実践的な英語力を身につけイギリスの名門大学へ
Oさんは小学生のとき、拡大鏡アプリを開発したそうですね。
小5からプログラミングに興味を持ちはじめ、曾祖父のために文字を読みやすくするアプリを作りたいと思い、開発しました。その実績を評価されて、未踏ジュニアスーパークリエイターに選ばれ、孫正義育英財団2期生( 現アラムナイ) になることができました。
中学受験と同時進行で進めていたということですよね。
勉強も大変ですが、自分の好きなこと、興味があることにも積極的に取り組みたかったので、モチベーションを高く持って両立しました。
J PREP には中1で入塾し、ES150 コースからのスタートでしょうか。
はい。それまでは、小学校の授業程度しか英語は学んでおらず、英検®の受験経験もありませんでした。中2でES250、中3でES350 と順調にレベルアップできたと思います。単語を覚えるのはあまり得意ではありませんでしたが、英語でコミュニケーションを取ることは好きでした。
中3の途中で一度退塾し、1年間のイギリス留学を経験しましたね。留学に至った経緯を教えてもらえますか。
中1の夏に、孫財団の支援を受けて、スタンフォード大学で開かれたSTEAM キャンプに参加したことが、海外に興味を持ったきっかけです。J PREP で留学のアドバイスや入学試験の対策法などを教えていただいたことで、有名なボーディング・スクールに合格できました。
留学時の英語力はどうでしたか。
理系の学校だったので専門用語につまずくことはありましたが、J PREP でスピーキングの練習をたくさんしていたこともあり、英語で話すこと自体に抵抗はなかったです。
イギリスで良質な教育を提供している学校では、正解がはっきりしないことについて議論する過程を大切にしている印象があります。
例えば化学の単語を説明するような問題の場合、日本ではあらかじめ答えが想定されていて、説明文の穴埋めをしていく形式だと思うのですが、イギリスは記述式なので、自身の知識を掘り下げて言葉に置き換えていくような感じでした。
基礎をどこまで深く理解し、幅広く応用する準備ができているか、多角的に問われることは、逆に難しいですよね。その後、1年間のイギリス留学を経て、高1の途中で帰国し、当時、世の中に出る前だったChatGPT のベータ版を用いてアプリの開発を行ったと聞いています。
学校の先輩とニュースでOpenAI のことを知ったのですが、使用許可をいただき、AI を用いてネイティブ・スピーカーと同じレベルで英会話ができるサービスを開発しました。
J PREP にも復塾して、本格的に留学準備を始めましたね。海外大学の出願では、特に最終段階が大変だったと思います。
J PREP Scholars のTOEFL®対策コースからSA690 へと進みましたが、毎週、先生に相談しながらエッセイを書くことができ、すごくありがたかったです。クラスメイトとも互いのエッセイを読み合って意見交換する等、切磋琢磨しながら高め合うことができました。
柳井奨学金に合格したことも、Oさんがこれまで積み重ねてきた努力と成果の賜物です。海外の大学で学び、卒業したあとにどんな新しい世界を見せてくれるのか、期待しながら待ちたいと思います。
【School Data】 University of Cambridge
1209年に設立されたイギリスの名門大学で、世界最古の大学の一つ。多くのカレッジで構成され、それぞれが独自の施設と教育プログラムを提供している。学問の分野は、科学、文学、芸術、工学など多岐にわたり、ノーベル賞受賞者や国家元首をはじめとする数多くの著名人を輩出している。現在も、教育と研究の両面で世界トップクラスの水準を維持し続けている。