Y.N.さん2023年
出身高校聖光学院高等学校
進学先東京大学文科二類
中1でLevel 1から開始、最初は綴りも全くわからず
弱点を直視し、生きた英語に触れてモチベーションを高める
J PREPには中学受験が終わって、3月から通い始めたんですよね。英語の勉強に初めて着手したときの感想や戸惑いなど、英語という言語に対してどのような第一印象を持ったか思い出せますか。
最初は綴りなどが全くわからず、初歩的な単語からつまずいていたと記憶しています。
ひらがなカタカナだとそれなりに正確に発音できますが、英語はスペルが合理的ではないですよね。ですから、日本語の音声だけで育ってきた子どもたちは、英語の不規則な読み方や綴り方に違和感を覚えると思います。当時は英語を少し嫌いになりかけたような感じだったのでしょうか。
最初は、学校での成績もあまり芳しいものではありませんでした。
英語の成績が上向いてきたのは、いつ頃からでしょうか。
転機になったのは中学3年生で、イギリスのノースヨークシャーにあるGiggleswick School(500年以上の歴史を誇る共学ボーディング・スクール) に、3か月留学したことです。留学先は自分で決めました。
それが、英語力を底上げする上で役に立ったということでしょうか。
英語を難解なアルファベットの羅列ではなく、実際に使われている言語だと再認識し、壁が1枚なくなった、という感覚がありました。そこからは英語が成績を引っ張ってくれたと思います。
高2でEA580、高3でEA690と国内大学受験の最上位コースを受講しましたね。東大の入試問題を解く上で、あるいは共通テストの準備を進める上で、J PREPの良かった点があったら教えてもらえますか。
東大の入試英語は、単純に文法知識さえあれば解けるタイプの問題ではありません。知的な文章を正確に理解する力、自分の考えを簡潔に表現する力など、アカデミックの基盤を問いかける問題だと思います。英語の総合力を養う上で、J PREPでの学びは大変役にたちました。
その点に気をつけてカリキュラムを組み立てているつもりなので、嬉しいですね。また、J PREPの特徴として、高3の受験対策コースでも英語母語講師が指導する時間をあえて設定しています。
受験英語だけ勉強していると、私の場合、「英語はアルファベットの羅列だ」という意識がどうしても出てきてしまいます。それに対して、週1時間でもネイティブ・スピーカーと話す、いうなれば生きた英語に触れる機会があることで、学ぶモチベーションを維持することができました。
受験を終えて、後輩に伝えておきたいことがあればお願いします。
高3の初めまで自分の覚えたことを適当に回しているだけ、という感覚があり、新しいことを学んでいると感じられない時期がありました。それは多分、受験勉強において一番よくないと思います。勉強というのは、新しいことを学んでいくということです。その反面、自分の弱点を直視しなければならないわけで、怖いことでもあると思います。ですから、アドバイスとして言えることは、しっかりと自分の現状を直視することが大切だ、ということです。
確実に解ける問題だけを解く、というような惰性に陥るな、ということでしょうか。
惰性という言葉がまさしくそうです。
快適な状況から抜け出すような勉強をしないと、実力を伸ばせないということですね。それは受験勉強だけではなく、人生全般に当てはまることだと思います。
大学では、いろいろなことに挑戦していきたいです。