K.H.さん2023年

出身高校駒場東邦高等学校

進学先東京大学理科一類

高2で文法をマスター、基礎を固めて読解力を強化
苦手な英作文も毎週の添削指導が役に立った

中3で入塾して、Level2からのスタートでしたね。

英語の成績が中1の頃は結構良かったのですが、中2になって突然落ちてしまい、中3で塾に通うことにしました。当時、Level2の学習内容は、自分にとってちょうど良いと感じました。

高1でLevel3、その後、国内大学受験コースのEA570、EA680と進んで、東京大学理科一類に合格したんですよね。東大の入試を踏まえて、J PREPで勉強していて良かったことはありますか。

暗唱例文が大変役立ちました。最初は効果があるのか疑問を抱いていましたが、文法をしっかり学んだ上で学習すると、文章が自然に読めるようになりました。

自然に英文を読めるということが大切ですよね。東大はやはり一定の分量の文章を、緻密な理解も含めて正確に速く読む力が問われますから、そういった英語の基礎力が必要になります。また、J PREPでは高3の授業でも英語母語講師が指導する時間を必ず設けています。受験では役に立ったのでしょうか。

英語を一語一語、正確に聴く力以上に、全体として何を言っているのか理解する力が身についたと思います。

東大のリスニング試験は難しいというのが私の印象です。いかがでしたか。

本番では「問題があまり聴こえなかったな」と思ったのですが、実際に答え合わせをしてみると点数が取れていました。ネイティブ・スピーカーの先生による授業のおかげだと思います。

聴く読解問題ですからね。文法を通じて培われた基礎力がいろいろ繋がって、点が取れるようになった、ということでしょう。英作文と和文英訳はいかがでしたか。

英作文が苦手で、最後までTA(ティーチング・アシスタント)の方にアドバイスをいただいていました。毎週受けていた添削指導が役に立ったと思います。和文英訳は、元々得意でした。

それこそ構文の暗唱が役に立つ分野です。他科目も含め、総合力で合格したんですね。併願は一切していないのですか。

後期は東北大にも出願したのですが、私立は受けていません。

複数合格しても進学できる大学は一つですから、目標を絞り込んで結果を残すことが大切ですね。いつ頃から、自信を持って英語が得点源だと思うようになりましたか。

高3の夏です。高2の時に文法をすべて完璧に攻略しました。ただ、その状態では文章を流ちょうに読むことができなかったので、そこから読む量を増やしていきました。

その努力が累積的に効いてきたということですね。やはり文法の基礎は大切です。単語を覚えることに苦労はしませんでしたか。

高1、高2から単語を覚えることについてはしっかりやってきました。まずは日本語を見てすぐに英語が出てくるよう覚えた上で、文脈から単語の核心を捉えるという作業をしていました。

核心を捉えるという心掛けは重要です。大学入学後に何を学びたいか、プランはありますか。

私は物理と化学が好きで、一番学びたいのは物理学関係です。

好きな学問にワクワクできるという自分の直感は大切にしてほしいと思います。大学で良い学び方ができるといいですね。