M.T.さん2023年
出身高校鴎友学園女子高等学校
進学先東京外国語大学国際社会学部
高3夏まで部活を続けながら、文法を完璧に
英文和訳を通じて日本語の表現力も身につく
高1でJ PREPに入って、どのコースから始めたのでしょうか。
最初はES350です。
ES350を取り始めたときは宿題が多すぎて大変ではありませんでしたか。
宿題は頑張って、なんとか終わらせていました。
Tさんが通っていた鴎友学園の英語の授業はオール・イングリッシュで行うことが特色ですよね。J PREPのオール・イングリッシュの授業について感じたことなどがあれば教えてもらえますか。
EA570でJustice(マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』)を読んだことが印象的です。学校で読んでいたものとは比べ物にならないほど文章量が多く、宿題をこなすのが大変でした。そのおかげで長文に慣れることができました。
分からなくてもいいから、とにかく読んで慣れるということをしないと上達しないです。英語を話せるようになりたいと言う人が多いですが、実は読めるようになることの方が難易度は高いですよね。高3になってから、EA670を受講して印象に残っていることはありますか。
学校の部活が高3の8月中旬頃まであったので、疲れてすぐ寝てしまうことが多かったのですが、バイリンガルの先生から「これだけはやるように」と言われた授業の予習復習と、文法だけは絶対完成させようと頑張りました。今振り返ると一番効率が良かったのではないかと思います。文法ができなかったから文法を完璧にして、そこから英文和訳をして英語力を高める、というプロセスを9月頃まで続けました。そのおかげで英語力が飛躍的に伸びました。
あらかじめ学校あるいはJ PREPで大量のわからない英語に触れていたから、「あのことだったのか」というような気づきがたくさんあったのではないでしょうか。
確かに、文法を学ぶことでそれまでの不明点が解消されると嬉しいです。
感動があると記憶として定着しやすいですね。その他、入試の準備に役立ったことはありますか。
外大の入試はテストの配点で英語の比重が半分以上なので、英語を頑張らなければいけないと思っていました。二次試験では、かなり長い文章を英文和訳する問題が出題されました。その他、スピーキング、リスニング、ライティングの出題があり、4技能全てを使うので、一つ一つしっかりと取り組まなければいけないと思っていました。
話す練習を日常的に丁寧にやっておけば、入試直前になってつまずくことは少ないと思います。
スピーキングは直前の1か月前になって、オール・イングリッシュの先生に頼んで、毎週の授業前に練習してもらいました。高3になってからは、特に英文和訳に重点を置いて取り組みました。
和訳のスキルは英語を使いこなすスキルとは別ですよね。どちらかというと日本語力の問題になります。高校生でそれを集中的にやったというのは入試対策として正しいやり方だったと思います。和訳の練習をしていると日本語力がついたと思いませんか。
バイリンガルの先生も常々「日本語の表現を学んでほしい」と仰って、「ここの表現がおかしいから修正しましょう」と指導してくれました。
逆に日本の国語の授業で、丁寧に文章を添削してくれることは学校でもあまりないですよね。入試で和訳の課題があるJ PREPの生徒全員に知っておいてほしいことなのですが、やはり日本語力を磨かなければいけません。日本で仕事をしていく以上、当然持っていてしかるべきスキルだと思います。