「夏休みが明けてから、子どもの英語の成績が急に下がった気がする」「1学期から少し授業についていけていない様子だったけれど、2学期になってさらに差が開いてしまった」
このような不安を感じている保護者の方は少なくありません。
実は、2学期は英語の学習内容が一気に難しくなる時期です。新しい文法や表現が次々と登場し、1学期の内容が十分に理解できていないと、授業についていくのが難しくなるケースもあります。そのまま苦手を放置してしまうと、定期テストの結果だけでなく、その後の英語学習や受験にも影響が出る可能性があります。
とはいえ、夏休み明けのタイミングであれば、まだ十分に挽回できます。つまずいているポイントを早めに見つけ、学習方法を見直せば、2学期以降の成績アップも十分に目指せます。
この記事では、夏休み明けに英語でつまずきやすい理由を解説するとともに、小学生・中学生・高校生それぞれに合った対策や、2学期から成績を立て直すための学習の進め方をご紹介します。
夏休み明けの今なら間に合う、2学期の英語学習に不安を感じる保護者の皆さまへ
なぜ夏休みに遅れてしまうのか?2学期からの挽回が重要な理由
夏休み明けに英語でつまずく子どもが多いのには、理由があります。
夏休み中は学校の授業がないため、英語を聞いたり、読んだり、書いたりする機会が減りがちです。
毎日触れていた英語から少し離れるだけでも、覚えた単語や文法を忘れてしまったり、英文を読む感覚が鈍ってしまったりすることは珍しくありません。
その状態で2学期を迎えると、授業は1学期の内容を理解していることを前提に進んでいきます。
新しい文法や長めの英文読解など、学習内容も徐々にレベルアップするため、基礎があいまいなままだと授業についていくのが難しくなります。
だからこそ大切なのは、2学期の早い段階で「どこから理解できていないのか」を確認することです。
つまずいているポイントを早めに見つけて学び直せば、遅れを取り戻せる可能性は十分あります。
英語は積み重ねの教科です。苦手をそのままにせず、一つ一つ基礎を確認しながら学習を進めることが、その後の成績アップにつながります。
学年別の学習法と、プロに頼るべき判断基準
英語の遅れを取り戻すには、子どもの学年や理解度に合った学習方法を選ぶことが大切です。
小学生・中学生・高校生では、学ぶ内容やつまずきやすいポイントが異なります。
そのため、今のレベルに合わない教材を使ったり、難しい問題ばかりに取り組んだりすると、かえって英語への苦手意識が強くなってしまうこともあります。
また、「何とか家庭で教えよう」と保護者ががんばりすぎることで、親子ともに負担が大きくなってしまうケースも少なくありません。
教え方がわからずお互いに焦ってしまい、勉強そのものが嫌になってしまうこともあります。
例えば、次のような悩みがある場合は、一度学習状況を見直してみることをおすすめします。
- 何から復習すればよいかわからない
- どの単元でつまずいているのか判断できない
- 家で勉強を促すと、子どもが嫌がってしまう
このような場合は、家庭だけで抱え込まず、塾や英語指導の専門家に相談するのも一つの方法です。
第三者の視点で学習状況を確認してもらうことで、苦手な単元が明確になり、子どもに合った学習プランを立てやすくなります。
なぜ夏休み明けにつまずく?2学期(後期)の英語学習で難易度が上がる本当の理由
文法が複雑化、1学期の基礎がないと授業についていけない背景
2学期から英語が急に難しく感じるのは、学習内容が一気にレベルアップするためです。
例えば、中学1年生の1学期は、アルファベットや基本的な単語、be動詞・一般動詞など、英語の基礎を中心に学びます。
しかし2学期になると、現在進行形や助動詞、過去形など、新しい文法が次々と登場し、授業の進むペースも速くなります。
高校ではさらに、関係詞や仮定法、分詞構文など、より複雑な文法を学びます。
これらを理解するには、単語力だけでなく、中学校までに学んだ文法がしっかり身についていることが欠かせません。
つまり、2学期以降の内容は、それまでに学んだ基礎の積み重ねです。
主語と動詞の関係や文の基本的な仕組みがあいまいなままだと、新しい文法を覚えても「なぜそうなるのか」が理解しにくくなります。
英語は前に学んだ内容を土台にして学習が進む教科です。
2学期からつまずきを感じたときは、新しい単元だけを勉強するのではなく、1学期の基礎に戻って復習することが、結果的に一番の近道になります。
挽回のカギは「英語4技能」のバランスにあり
最近の英語教育では、「話す・書く・聴く・読む」の4つの力をバランスよく身につけることが重視されています。これらは「英語4技能」と呼ばれ、学校の授業や入試でも重要なポイントになっています。
以前は、単語や文法を覚えて長文を読む学習が中心でした。
しかし現在は、英文を理解するだけでなく、聞いた内容を理解したり、自分の考えを英語で書いたり話したりする力も求められるようになっています。
そのため、2学期以降の定期テストや高校・大学入試では、単語や文法を暗記するだけでは十分とはいえません。
学んだ知識を実際に使えるかどうかが、これまで以上に重要になっています。
例えば、英語の音声を聞いて内容を理解する練習をしたり、習った文法を使って短い英文を書いたりすることで、「話す・書く・聴く・読む」の力をバランスよく伸ばすことができます。
英語が苦手な子どもほど、どれか一つだけを集中的に勉強するのではなく、4技能を少しずつ組み合わせながら学習を進めることが、成績アップへの近道です。
【学年別】2学期から英語の遅れを取り返す・本格的に始める学習ステップ
学年によって、2学期から取り組むべき具体的な優先順位は大きく変わります。
それぞれの年齢や目標に合わせた、最も効率的な学習ステップを見ていきましょう。
小学生:英語を「苦手」にしないことが最優先
2学期から英語を始める小学生にとって大切なのは、難しい文法や単語を詰め込むことではありません。
まずは「英語は楽しい」「読めた・わかった」という成功体験を積み重ねることが、その後の学習につながります。
特に小学5・6年生は、学校でも英語を学ぶ機会が増える時期です。
焦って先取り学習を進めるよりも、基礎をしっかり身につけることを意識しましょう。
フォニックスで「読める力」を育てる
まず取り組みたいのが、フォニックスです。
フォニックスとは、英語の文字と音のルールを学ぶ学習方法で、初めて見る単語でも読み方を推測しやすくなります。
英単語をカタカナで覚える習慣がつくと、正しい発音が身につきにくくなることがあります。
音と文字のつながりを理解しながら学ぶことで、「自分で読めた」という自信にもつながります。
英語を聞く機会を増やす
家庭では、単語帳だけで勉強するよりも、子どもが興味を持てる英語の動画やアニメ、絵本などを取り入れるのがおすすめです。
映像と音声を一緒に見ることで、意味をイメージしながら英語に触れられるため、無理に日本語へ訳さなくても内容を理解しやすくなります。
音読を毎日の習慣にする
英語は「聞く」だけでなく、「声に出して読む」ことも大切です。
音声付きの教材や絵本を使って毎日少しずつ音読を続けることで、発音だけでなく、読む力や書く力の土台も育っていきます。
長時間勉強する必要はありません。まずは5〜10分程度でも、毎日続けることを目標にしましょう。
中学生:1学期の基礎を固めて、2学期の学習につなげる
中学生の2学期は、新しい文法が次々と登場し、授業の進むスピードも速くなります。
1学期の内容が十分に理解できていないまま学習を進めると、定期テストや高校入試に向けた学習でも苦戦しやすくなります。
2学期から成績アップを目指すには、新しい内容だけを覚えるのではなく、まずは1学期の基礎をしっかり復習することが大切です。
1学期の文法を復習する
最初に見直したいのは、be動詞・一般動詞、疑問文や否定文、代名詞など、1学期に学んだ基本事項です。
「主語と動詞の関係は正しいか」「なぜこの語順になるのか」といった基本を理解できるようになると、2学期以降に学ぶ文法もスムーズに理解しやすくなります。
英作文で文法を定着させる
問題集を解くだけでなく、自分で短い英文を書く練習も取り入れましょう。
3〜5文程度の日記や自己紹介など、身近なテーマで英文を書くことで、学んだ文法を実際に使う練習になります。
また、自分で文章を作ることで、文法の理解が深まり、読む力にもつながります。
定期テストと英検®を学習の目標にする
定期テストの勉強と並行して、英検®にチャレンジするのもおすすめです。
英検®は、現在の英語力を確認する目安として活用できます。
目標となる級を設定することで学習計画も立てやすくなり、日々の勉強のモチベーション維持にもつながります。
ただし、目指す級は学年だけで決めるのではなく、子どもの理解度や学習状況に合わせて無理のない目標を設定することが大切です。
高校生:志望校に合わせて学習の優先順位を決める
高校生の2学期は、大学受験を意識した学習が本格化する時期です。
志望校によって出題傾向や求められる英語力は異なるため、目標に合わせて学習計画を立てることが大切です。
志望校の入試方式や外部試験を確認する
まずは、志望校の入試要項を確認し、英検®やTOEFL®、IELTS™などの英語外部試験が利用できるかを調べましょう。
外部試験のスコアが出願資格や評価対象になる大学もあるため、必要なスコアや受験時期を早めに把握しておくと、計画的に学習を進めやすくなります。
「精読」と「速読」をバランスよく取り入れる
大学入試では、長文読解の割合が大きくなる傾向があります。
そのため、一文ずつ文構造を確認しながら正確に読む「精読」と、時間を意識して文章全体を読み進める「速読」の両方を取り入れることが重要です。
精読で文法や構文の理解を深めながら、速読で読む量を増やしていくことで、読解力をバランスよく伸ばすことができます。
英作文は添削を受けながら改善する
英作文を出題する大学を目指す場合は、自分で英文を書く練習も欠かせません。
書いた英文は、学校の先生や塾の講師などに添削してもらうと、自分では気づきにくい文法ミスや表現の改善点を確認できます。
添削を受けて書き直すことを繰り返すことで、英作文の力だけでなく、語彙や文法の理解も深まり、総合的な英語力の向上につながります。
夏休み明けの焦りが招く、2学期の英語学習・よくある失敗例
「少しでも早く遅れを取り戻したい」と思うあまり、勉強方法を急に変えたり、難しい教材に手を出したりしてしまうことがあります。
しかし、やり方を間違えると、思うように成果が出ないだけでなく、子どもが英語に苦手意識を持ってしまうことも少なくありません。
ここでは、2学期から英語を立て直そうとする際によく見られる失敗例をご紹介します。
事前に知っておくことで、遠回りを防ぎ、効率よく学習を進めやすくなります。
失敗①:1学期の内容を全部やり直そうとする
夏休み明けによくあるのが、「1学期の内容を最初から全部復習しよう」と考えてしまうケースです。
もちろん復習は大切ですが、限られた時間の中で、分厚い問題集を最初から最後まで終わらせようとすると、途中で負担が大きくなり、思うように続かないこともあります。
2学期の学習に追いつくためには、すべてをやり直す必要はありません。
まずは、今の授業でつまずいている原因がどこにあるのかを確認し、その単元から優先して復習することが大切です。
例えば、be動詞と一般動詞の使い分けや、時制、疑問文・否定文など、基礎があいまいになっている部分を重点的に学び直すだけでも、その後の授業が理解しやすくなることがあります。
「全部できるようにする」のではなく、「今必要な内容から取り組む」。
この考え方が、無理なく学習を続けるポイントです。
失敗②:定期テスト前の丸暗記だけに頼る
定期テストで点数を取りたいという気持ちから、テスト範囲の英文や単語の意味を直前に暗記して乗り切ろうとするケースがあります。
もちろん、単語や重要表現を覚えることは英語学習に欠かせません。
しかし、覚えるだけの学習になってしまうと、少し形が変わった問題や、初めて見る英文に対応することが難しくなります。
英語は、学年が上がるほど文法や文章の内容が複雑になります。
そのため、単に答えを覚えるのではなく、「なぜこの文ではこの表現を使うのか」を理解することが大切です。
例えば、文法問題を解くときも、正解を確認するだけではなく、使われている文法のルールや英文の組み立て方まで確認することで、次の学習につながる知識になります。
定期テスト対策では暗記も必要ですが、理解を伴った学習を意識することで、将来的な入試対策にも役立つ英語力を身につけることができます。
英語の遅れを取り戻すには、学習方法の見直しが大切
英語の成績を伸ばすために必要なのは、ただ長時間勉強することではありません。
子どもの現在の理解度に合わせて、必要な内容を正しい順番で学習していくことが大切です。
英語は、単語・発音・文法・読む力・書く力など、さまざまな要素が関係する教科です。
例えば、音と文字の関係を学ぶフォニックスや音読、文法の理解、実際に英文を使う練習などを組み合わせることで、総合的な英語力を伸ばしやすくなります。
一方で、自己流の学習を続けていると、苦手な部分に気づかないまま勉強を進めてしまうことがあります。
特に、発音や文法の基本があいまいな状態で先に進むと、後から学び直しが必要になるケースもあります。
「どこから復習すればよいかわからない」
「勉強しているのに成果が出ない」
「家庭での学習方法に迷っている」
このような場合は、英語指導の経験がある専門家に相談するのも一つの方法です。
学習状況を客観的に確認してもらうことで、子どもに合った教材や勉強の進め方が見つけやすくなります。
2学期からの学習でも、基礎を整理しながら取り組むことで、英語への苦手意識を減らし、着実に力を伸ばしていくことができます。
2学期から本気で英語力を伸ばすなら。J PREP で始める実践的な英語学習
学年や目的に合わせたJ PREP の英語プログラム
英語の遅れを取り戻すためには、現在の理解度や目標に合った学習を進めることが大切です。
J PREP では、単なるテスト対策や単語暗記だけではなく、話す・書く・読む・聴くといった英語4技能をバランスよく伸ばすことを重視したカリキュラムを提供しています。
学年や学習目的に応じたプログラムを通じて、学校の定期テスト対策から、英検®などの外部試験、将来の大学受験まで、それぞれの目標に合わせた英語学習に取り組むことができます。
子どもの現在の英語力や生活スタイルに合わせて、無理なく継続できる学習環境を選ぶことが、長期的な英語力の向上につながります。
小学生向け英語塾「J PREP Kids」
J PREP Kidsでは、日本語母語講師によるフォニックスや文法などの基礎指導と、英語母語講師による英語でのコミュニケーション活動を組み合わせた授業を行っています。
読む・書く力だけでなく、聞く・話す力も伸ばし、英語を実際に使うための土台づくりを目指します。
英語塾「J PREP 斉藤塾」
中学生から高校生を対象に、基礎文法から大学受験レベルまで、段階的に英語力を伸ばすカリキュラムを提供しています。
文法や読解だけでなく、英作文、スピーチ、ディスカッションなどの活動を通じて、自分の考えを英語で表現する力も育てます。
学校の成績向上や入試対策はもちろん、将来さまざまな場面で活用できる英語力を身につけることを目標としています。
2学期からの英語学習に不安を感じている方や、子どもに将来につながる英語力を身につけてほしいとお考えの方は、ぜひ一度J PREP の公式ホームページをご覧ください。
そして各コースの詳細や説明会についてご確認いただき、子どもに合った学習環境を検討するきっかけとしてご活用ください。
英語の学習は、現在の課題を正しく把握し、適切な方法で継続することが大切です。
J PREP では、一人一人の目標に合わせた英語学習の機会を提供しています。
小学校低学年向けのカリキュラム
J PREP Kids カリキュラム
海外在住経験を持たず、日本国内で教育を受けている小学1年生から小学4年生を主たる対象とし、カリキュラムを構成しています。フォニックス(綴り字と発音の関係性を学ぶ音声学習法)を重点的に、英語学習に必要なすべての技術を身につけていきます。
J PREP Explorers カリキュラム
インターナショナル・キンダーガーテン卒園生や海外帰国子女など、ネイティブ・レベルのスピーキング力を保持する小学1年生から小学4年生を主たる対象とし、英語4技能を満遍なく鍛えるオール・イングリッシュ・プログラムです。
監修:斉藤 淳(さいとう じゅん)
1969年山形県酒田市生まれ。
上智大学外国語学部英語学科卒業(1993年)、イェール大学大学院政治学専攻博士課程修了、Ph.D.取得(2006年)。ウェズリアン大学客員助教授(2006-07年)、フランクリン&マーシャル大学助教授(2007-08年)を経てイェール大学助教授(2008-12年)、高麗大学客員教授(2009-11年)を歴任、2012年4月に帰国、英語塾代表として起業。
2014年に発売された『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』と『10歳から身につく問い、考え、表現する力』がベストセラーとなる。2017年に『世界最高の子ども英語』、2023年に『アメリカの大学生が学んでいる本物の教養』、2024年に『斉藤先生! 小学生からの英語教育、親は一体何をすればよいですか?』を刊行。J PREPでは全体の統括に加え、教材開発、授業、進路指導を担当。
9月6日(日)無料セミナーを開催します。
J PREP 斉藤塾 2026年度 入塾説明会 開催中です。
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