夏休みのイベントとして、J PREPで学ぶ高校生へ向けたキャリアセミナーを開催しました。

J PREPには、塾業界以外の様々な業種で多様なキャリアを積んだスタッフが多く勤務しています。
そのようなスタッフの職業人としてのキャリアや実務で得た知見を、業界に関心がある生徒はもちろん、新たな可能性を見つけたい生徒たちへ伝え、今後の学びや将来を考える機会になればと企画しました。

今回は、「スポーツと教育」と「グローバル金融」のキャリアを持つ2名のスタッフが登壇。
「スポーツと教育」では、日本代表チームにも帯同したデータや映像の試合分析プロフェッショナルと、大手受験予備校の進路指導というダブルキャリアを持つスタッフが担当。
「グローバル金融」では、メガバンクで長年に渡りM&A(企業買収)や世界規模のプロジェクト・ファイナンスなど、様々なクロスボーダー金融取引に従事したスタッフが担当しました。

「グローバル金融」の講演では、学生時代の英語との関わりから話が始まり、世界規模のファイナンス取引やビジネスに関わる仕事に就くまでの経緯などを、高校や大学院(MBA)での留学体験とともに紹介。

次いで、チームを率いて海外企業との事業提携や企業買収を行う業務や、世界各地の資源開発やインフラ整備のために世界大手銀行団が数千億円規模の協調融資を行うプロジェクト・ファイナンス、海外金融当局との規制をめぐる折衝など、グローバル金融業務について語られました。

その上で、こうした実体験を基に生徒たちに伝えられたことは、「ビジネスを通して鍛えられる英語力」と、「グローバルタレントに求められる資質」。
コミュニケーションの難しさの認識、簡潔明瞭かつ論理的なプレゼンテーション、多様性への許容力、合意形成に向けた努力などの重要性について実体験に基づいた説明があり、今のJ PREPの学習でも実践できる英語上達法も紹介されました。

質疑応答の場では、「誰でも社会人はゼロからのスタート」であり、勉強は学校で終わりではなく、むしろ社会人になってからの学習の方がはるかに重要とのメッセージもありました。

参加生徒からは、「日本語の環境と英語の環境では必要な思考法やスキルが全然違うと思っていたが、どのような状況でも活かせるのだなと感じた」や、「大学で学ぶことを将来に繋げなくてはいけないとばかり考えていたので、それが全てではないことが知れて将来の選択肢が広がった」などの感想が寄せられました。

J PREPでは、今後もこのような機会を企画してまいります。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。