低学年のうちに行うべき英語学習とは?中学以降の英語力養成に向けたコツとポイント

2020年より、公立小学校で英語が教科として教えられるようになり、すでに5年が経過しました。
中学以降の英語教育も全般的に底上げし、レベルアップしてきました。
さまざまな社会的要請に従う形で、こうした政策転換がなされてきたわけですが、結果としてすべてがうまくいっているわけではありません。
英語教育のノウハウが全国で統一されていないため、自治体によって英語授業のレベルに差がある印象を受けます。
中学、高校、大学と進学をする中で、つまずかずに英語を習得するためには、早期に合理的な学び方をすることで長期的な英語力を底上げしていく必要があります。

子どもの「技能特性」を知っていますか?

5~6歳の特徴

5~6歳の子どもは、文字に興味を持つ時期です。

シンボルとしての文字を理解する力を身につけ、アルファベットの文字と音の対応関係を認識できるようにしましょう。また、大文字・小文字を認識し、文字で単語を作り、単語で文を作るという事も理解できるようになる年齢です。そのため、フォニックスベースのストーリー作品を多読することが大切になってきます。
この年齢では、書写を通じて大文字小文字を含めたアルファベットを書けるようにしましょう。読み聞かせた英語の物語に関して、大人と話をすることで話す力も鍛えられていきます。

6~8歳の特徴

6~8歳の子どもは、学ぶための基礎を身につける時期です。

文字ごとの音を理解する力を身につけ、文字と音の関係性を理解し、音楽分析ができるようにしましょう。書写や空所補充を通じて、品詞の役割や文の成り立ちについて理解できるようになります。
また、フォニックス知識に基づく音楽分析によって、未知の単語・文でも音読できるようにすることも大切です。フォニックスベースのストーリー作品を自ら読み、物語について大人と話をすることで読む・書く・話す力を万遍無く鍛えていきましょう。

子どもの発達スピードは人それぞれ

子どもの英語教育を考える際には、4技能(読む、聴く、話す、書く)のそれぞれがどう発達していくかは子どもによってまちまちだという事をまずは理解しておいてください。

たとえば、「耳のよさ」はフォニックスの習得スピードを左右しますから、ピアノ教室で音楽的な感性を磨いてきた子などは、発音の上達が早い傾向が見られます。
それ以外にも、「文字」でじっくり学ぶのが得意な子、ピクチャーディクショナリーを「映像記憶」で吸収できる子、「好きなこと」が突破口になる子などなど、じつにさまざまです。

子どもによって能力特性がある以上、どうしても苦手なジャンルもあります。4技能が同じスピードで伸びていくとは限りません。お子さんの特性を踏まえながら、やさしく見守る態度が不可欠です。

年齢はあくまでも「目安」として考えてください。
逆に言えば、子どもが得意なことについては、年齢目安を無視して、どんどん先に進ませていいということです。

音と文字の規則を覚える

中学以降の英語学習をスムーズに進めるためには、音と文字の規則を学ぶことが重要です。
英語は、日本語とは発音が全く異なっており、読み方のルールも一定ではない言語です。正しい英語の規則を理解するためには、学校の授業だけでは不十分になるかもしれません。

日本語は、母音が5つ、子音が16種類と、音韻的に見れば単純な言語です。
一方で、英語は母音の種類が20、子音の種類が25ほどあり、例えば「CUT」 と「CUTE」では、同じ 「U」という文字でも発音が異なる、強弱のアクセントやリズムも様々にあるなどパターンが複雑。
そのため、英語母語話者(ネイティブ・スピーカー)でも、綴り字と発音の関係を習得するのにかなりの時間を要し、学校で「フォニックス」と呼ばれる識字教育を受けます。

「フォニックス」は元来、英語母語話者が自然なかたちで文字を読めるようにするために考案された学習方法です。
普段、日本語で教育を行う学校に通いながら、効率的に英語の音声を習得するためには、日本語での理解力をむしろ効果的に活用するかたちで、英語を身につけていくことが望ましいと言えます。
口の開き方、舌の動かし方、呼吸法、日本語での説明を介することで、生徒はむしろ短時間で正確な英語の音を身につけていきます。

英語を声に出すことに慣れ、単語を覚えることを楽しむようになったら「間隔反復」にも挑戦してみましょう。
覚える単語を声に出して読み、次に3回書き取りをしましょう。その単語を、翌日に何も見ずに書けるかどうか試してみて、書けないようならまた3回書き取って翌日に再チャレンジ…と、毎日のゲーム感覚で練習してみるのも良いでしょう。

「読む」力を身に着ける

音と文字の規則に慣れてきたら、「読む」ことにも注力しましょう。
読書をする量が少ないと子どもの語彙力が育たず、語彙力が育っていないと英語を読んでも聞いても「何を言っているのか理解できない」という事が多くなり、後々の英語力も伸び悩みます。

会話の練習は学校で行うので、家庭では読書の習慣をつけるようにしましょう。
低学年のうちはフォニックスベースの絵本から始めて、学年が進むにつれて内容を楽しめる本に徐々に移行して読んでいくことで、「読書を楽しむ」という感覚を身に着けることが大切です。
今ではQRコード付きで、読み取ると実際の英語の発音を聞きながら読むことができる絵本シリーズや、子どもの興味やレベルに合わせて展開されている絵本もあるので、お気に入りの一冊を見つけて楽しみながら読書をしてください。

「英語嫌いにならないこと」が一番の成功の鍵

大人の介入しすぎに注意

小学生は伸びしろしかありません。将来の選択肢も無限にあります。
小学生英語で大人が常に意識したいことは、「英語好きにすること」でも「英語をペラペラにすること」でも「英検に合格させること」でもなく、「英語嫌いにしないこと」です。

自由に楽しく英語と触れ合っているだけならプレッシャーはないので、少なくとも英語嫌いにはなりません。
でもそこに大人が介入しすぎて、大量のドリルをこなすことを強制したり、行きたくもない英会話レッスンを受けさせたり、子どもの英語に毎回ダメ出しをしたり、受験のプレッシャーをかけたりしだすと、ある日を境に「英語は楽しい」が「英語はツライ」に変わってしまいます。

その子が非凡な語学センスを持っていたとしても、小さいときの躓きがトラウマとして残って、英語と距離を置き、選択肢を狭めてしまう。これは本当にもったいないことです。

親は焦らず、「待ちの姿勢」が重要

語学学習は生涯続くものであり、小学校で英語をやらなくても挽回の仕方はいくらでもあります。
どれだけ英語の魅力を伝えても本人が興味を示さず、スポーツや楽器や趣味などに没頭したいというなら、「英語をやらせるのはいまではなかった」と割り切って、子どもがやりたいことをやらせてあげたらどうでしょうか。数年後、なにかがきっかけで英語に興味を示したり、必要性を感じたりする時期がくるかもしれません。
そのときに改めて周囲の大人がサッと動いて学習環境を整えたり、子どもの背中を押してあげたりするサポートができれば、それで十分だと思います。

英語嫌いにしないためには、「(本人が望んでいないのに)勉強っぽい雰囲気にしない」「失敗しても怒らない」「完璧さを求めない」「理想を押し付けない」といった、子育てでよく言われる「待ちの姿勢」が重要になります。
この「待ちの姿勢」が多くの親御さんにとっては難しい。近所の同世代の子どもが流暢に英語を話せることを知ると「その点、うちの子は……」と焦ってしまいます。子どもの将来を案じるのは自然なことですから、焦る気持ちもよくわかります。
「親の焦り」が強くなりすぎると、知らず知らずのうちに子どもに過度の負担をかけることになりやすいので注意が必要です。
しかも当の親御さんは「この子の将来のために」と思っていますから、負の影響を及ぼす可能性に気づいていない人が少なくありません。

親が行うべきサポートと成功の鍵

子どもが英語を好きでい続けられるよう、次の4点に気をつけながらサポートしてほしいと思います。

  1. 子どもが関心を持てる教材・素材を与える
  2. 机での勉強を強制しない(英語はソファでもベッドでも学べる)
  3. 紙での勉強を強制しない(デジタルデバイスは優秀な学習ツール)
  4. 趣味・関心をベースにした英語体験を推奨する

大人は皆なにかしらの知識や経験があるので、子どもが脇道にそれるとつい最短距離を走らせようとしてしまいます。しかし、往々にして最短距離は子どもにとって楽しいことではありません。「楽しむ」という無駄を排除するわけですから、当たり前のことです。
子どもは楽しさを感じないものは続けたいと思いません。

また、小学生の時代に英語学習で成果があったとしても、中学生以降に学び続けなければ、あっという間に追いつかれたり、さび付いたりしてしまいます。この点は、大人も一緒です。語学で上達したければ、努力を続けなければならないのです。
だからこそ、「嫌いにならない」こと、「学習を放棄するきっかけを作らない」という消極的な目標を持つことが、長期的な成功の鍵と言えます。

小学校低学年向けのカリキュラム

J PREP Kids カリキュラム

海外在住経験を持たず、日本国内で教育を受けている小学1年生から小学4年生を主たる対象とし、カリキュラムを構成しています。週1回2.5時間の授業と家庭学習で英語学習に必要なすべての技術を効率的に習得していきます。

海外在住経験がない
小1~4

  • 日本語母語講師 + 英語母語講師
  • All English

コースを詳しく見る

J PREP Explorers カリキュラム

インターナショナル・キンダーガーテン卒園生や海外帰国子女など、ネイティブ・レベルのスピーキング力を保持する小学1年生から小学4年生を主たる対象とし、英語4技能を満遍なく鍛えるオール・イングリッシュ・プログラムです。

海外帰国子女などの
小1~4

  • 日本語母語講師 + 英語母語講師
  • All English

コースを詳しく見る

小学生対象の英語学童・アフタースクール

J PREP A+

J PREP A+(ジェイ・プレップ・エイ・プラス)は、20時までの学童保育としての利用のみならず、放課後の時間で確実に英語を習得したい小学生を対象に、有効に学べるよう最善の環境を提供しています。
オールイングリッシュの環境で、子供たちが興味関心を持つ様々な分野のテーマを中心とした英語カリキュラムを提供し、週5日のレベル別指導を行います。

放課後の時間で確実に英語を習得したい小1~6

  • 日本語母語講師 + 英語母語講師
  • All English

※ International Kindergarten 卒業生向けの特別プログラムあり

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J PREP 斉藤塾では、2025年度 入塾説明会を開催中です!

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J PREP 斉藤塾 コース紹介

J PREPでは、1人1人のレベルや目指す進路に合わせて細やかにコースが分けられています。
自分の将来に合わせた最適なコースを選択できます。

英語力の基礎から学ぶコース。高校1年生までに国内一流大学合格、英語圏大学留学に必要とされる十分な英語力を養うことを目標とします。

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生

主対象:小5〜高1

大学入試英語に通用する英語力を養い、志望校合格を目指すコース。単語・文法・読解・英作文・要約などの基礎から実践的な英語まで学びます。

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生

主対象:高1~高3

授業をすべて英語で行う留学指導のコース。SAT対策、TOEFL対策、大学出願個別指導に加えて、発展的な教養や表現を養成します。

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生

主対象:小5〜高3

J PREPで学ぶ速習型の数学コース。東京大学・京都大学・医学部をはじめとする難関大学入試で重要な基礎力を体系的に学ぶカリキュラムです。

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生

主対象:小5〜高1

小学校入学以降に英語学習を始める小学1年生から4年生対象のコース。年齢と学習経験に合わせた練習メニューで英語の総合力を高めます。

  • 小学生
  • 中学生
  • 高校生

主対象:小1〜小4

英語コース履修ガイド

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