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  • 慶應義塾大学 法学部 法律学科
  • お茶の水女子大学 文教育学部 人文科学科
  • 東京都立大学 法学部 法学科
  • 慶応義塾大学 文学部 人文社会学科
  • 早稲田大学 文学部 文学科
  • 早稲田大学 文化構想学部 文化構想学科
  • 早稲田大学 教育学部 国語国文学科
  • 上智大学 法学部 法律学科
  • 立教大学 文学部 文学科 日本文学専修
  • 出身高校:頌栄女子学院高等学校 | 所属コース:EA690

 私は高校2年の頃にJ PREP のES580 に通い始めました。私の母校は帰国生が多く、一般生を含め学校全体の英語教育の水準がとても高いという特徴があります。周りのレベルの高さに劣等感を感じてしまい、英語に対する苦手意識が強まっていた私に父がJ PREP に通うことを勧めてくれたのがきっかけです。
 高校3 年生の4 月に部活動を引退するまではほぼ全ての時間とエネルギーを部活動に費やしていたため、J PREP の勉強も宿題がやっとという程度しか出来ていませんでしたが、和気藹々としていてかつ英語以外の教養も深まる授業のおかげで自然と英語の苦手意識が払拭されていくのを感じていました。
 部活動を引退してから約半年間はJ PREP の授業を中心に1 週間の勉強スケジュールを組み、3 教科で1 番課題が多かった英語の学習に大半の時間を割きました。EA680 のTerm A は課題量がかなり多く、挫折しかけたことも何度かありましたが、今振り返ると基礎の土台を1 から固め直したこの期間は本当に大切で、この期間が無ければ上記のような結果を得ることも、英語の楽しさ、奥深さを知ることも出来なかったと思います。
いつも時間が過ぎるのが本当にあっという間で、今でも1 コマ1 コマを鮮やかに思い起こすことが出来るほど様々な魅力溢れる桂先生の授業の一部を少しご紹介します。

◎英語帳
 桂先生の授業では毎週英語帳を提出します。英語帳とは1 週間で学んだ英語のエッセンスをまとめたノートのことです。
EA680 のTerm A は文法中心の講義なので、その時の単元ごとに文法事項を細かくまとめていました。関係詞や比較など理解が曖昧になりやすい単元の文法事項を自分なりにきちんと整理し直すことで理解しているところと理解が不十分なところがはっきりします。桂先生はどんな些細な疑問でもいつも真剣に答えて下さるので、授業後の質問はもちろん、英語帳にまとめていて気づいた疑問点は必ず翌週に解決するようにしていました。
 Term B からは長文読解が中心の講義になるため、英文和訳問題のポイントをまとめました。大学受験の英語の和訳は文構造をどれだけ正確に見抜き、和訳のポイントを踏まえて訳出できるかに尽きます。入試本番は初見の問題を解きますが、今まで解いた問題と同じ構造や和訳のポイントが多く見られるためとにかく復習が大切です。通学電車の中や模試の休憩時間などに何度も何度も英語帳を見直していたため、入試本番直前には冷静に和訳問題に取り組むことが出来るようになっていました。

◎語源学入門
 私が英語の学習で1 番苦手意識を持っていたのが単語の学習でした。高3 までの英語の学習量が圧倒的に少なかったため、英語学習の基本である語彙力の欠如は深刻な問題でした。今まで学校の単語テストも一夜漬けで乗り切っていたため、単語帳一冊を完璧にするという経験もありませんでした。
 しかし、語源学入門では接頭辞や接尾語、語根に単語を細かく分解し、今まで取り組みづらかった単語学習を楽しんで行うことが出来ました。単語学習はひたすら単語を「覚える」イメージが強いと思いますが、語源学を学ぶことで単語と「仲良くなる」感覚が身につきました。
 また、語源学は英語そのものの面白さ、奥深さを教えてくれる学問でもあると思います。単語の分析により英語がラテン語やギリシャ語、イタリア語やフランス語など様々な言語の影響を受けて成立した言語であることを肌で感じると、1 単語の背後に壮大なストーリーが見えてくるように思えます。私は英語学、英語史についても学んでみたいと思っています。
私が大学受験勉強で大切だと思うことは能動的に受験勉強に取り組むことです。
 学校や塾の授業で膨大な知識をインプットすること、課題や問題集をこなすこと、与えられた出題に正しく解答すること、捉え方によっては全てが受動的に見えてしまうのが大学受験勉強かもしれません。しかし、J PREP での英語学習は大学受験勉強が決して受動的なものではなく、むしろ大学でより積極的に学問に向き合うために不可欠な準備であることを教えてくれます。先生方と生徒のコミュニケーションによって成り立つ適度な緊張感と知的好奇心に溢れた授業。生徒一人一人と丁寧に向き合って下さる先生方。そして高いレベルでお互いを刺激し合える仲間。充実した環境での2 年間を経て臨んだ受験本番では入試問題の解答を自己表現として楽しむことが出来るようになっていました。そしてこれからも、J PREP での学びは様々な場面で活き続けると思います。
 最後になりましたが、筆舌に尽くしがたいほど多くのご指導を頂きました桂先生をはじめ、講習でお世話になった田村先生や、いつも優しくサポートして下さったTA の田沼さんなど全ての教職員の方々に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。J PREP に在籍できて幸せです。