- 東北大学 医学部
- 桜蔭高等学校
私は高校1年生の春にJ PREPに入塾しました。入塾前の2年間は海外にいたのですが、文法をほとんど習わない状態で海外にいったため、正しい文法を学べ、英語のディスカッションもできるJ PREPでの英語学習に魅力を感じました。
所属コース:ES350 (Term A&B) → ES450 (Term C&D) → EA580 → EA690
ES350とES450では、Bilingual Partで私が欠けていた文法を丁寧に強化してもらい、All English Partのディスカッションを通し、英語のスピーキング力の向上と瞬時に意見を考える思考力が鍛えられたと思います。
EA580では、今まで習った文法の総復習と過去問演習が始まりました。本来、この時期には文法はマスターしていないと手遅れかもしれませんが、所々文法に穴が残っていた私にとって、もう一度文法を1周でき、非常にありがたかったです。また、担当の先生が英文法を構造から教えてくれたため、覚えるのではなく、内容から理解することができました。さらに、All English Partでは洋書を毎週読みます(EA450の時からありましたが)。毎週読むのは少し苦痛でしたが、過去問の長文問題にスムーズに取り組むことができました。さらに、本はアカデミックな内容であり、英語の勉強になっただけでなく、幅広い知識を得ることにも繋がったと思います。また、毎週本の内容の要約課題とDiscussion Questionがあります。この2つの課題を行うためには、本の内容をしっかりと精読しないといけないため、ただ洋書を読むのではなく、英文で内容をきちんと読み取る能力も鍛えられ、長文問題を解く際にも速読しつつも、内容を噛み砕く癖がつきました。
EA690では、文法問題が今までとは比べものにならないほど高難易度な問題になったと思います。問題中に散りばめられた罠にはまるし、痛いところは見事につかれるし、毎週心が折れかけていましたが、古賀先生が「間違っている選択肢のどこが違うのか」「どう直したら正解になるのか」など丁寧に解説してくださったおかげで、難しい文法問題からも逃げることなく、最後には大きく成長することができました。All English Partでは、毎週ライティング課題をこなし、ネイティブの先生とTAさんに添削をしてもらいます。文法的にはあっていても不自然な言い回しだったり、字数制限がある中で伝えたいことを最大限につめこむ方法だったり、私自身では気づくことができなかったポイントを指摘してもらえるため、最高の演習になりました!
ここで、東北大学医学部のAOII期の話をしたいと思います。AOII期の英語では、大問が4つあり、その全てが長文問題です。一般入試の場合、ライティングをしたり、文法問題を解いたり、途中でジャンルが変わることがありますが、医学部のAOII期の場合は”本当に”長文問題しかありません。長文問題は一番得意な形式であったため、解く前は自信がありました。しかし、いざ解くと、途中で問題に回答するとはいえ、2時間ぶっ続けで英文を読み続けるため、集中力が持ちませんでした。そこで、私は2時間通しで英語を読むことにしました。過去問がNatureやScientific Americanからの論文が多いため、その中から面白そうな記事を読んだり、J PREPで読んだ洋書をもう一度読んだりしました。色々と試行錯誤しているうちに、大量の長文への抵抗がなくなりました。AOII期でなくても一般入試を解く上で、もし長文の集中力が切れてしまう場合は試験時間にあわせて英文を読む習慣をつけると、少しずつ慣れてくるはずです。個人的にはJ PREPの洋書はレベルが高いため、授業では扱わなかった部分を読むとかなり効果的な演習になると思います。
私はJ PREPに入塾した時期が遅く、受験に間に合うのかと不安を抱きながら通っていましたが、最後は「英語だけは大丈夫」という自信を持って、入試本番に臨むことができ、受験勉強中も大きな支えになりました。みなさんも焦ってしまう時があるかもしれませんが、そんな時こそ、自分を信じて、またJ PREPの先生方の言葉を信じて、最後まで諦めないで頑張ってください。