- 慶應義塾大学 経済学部
- 昭和女子大学附属昭和高等学校
私は幼少期から英語の本や歌、映画などに親しんできたが、文法など英語の基礎を学ぶことはなかった。
そこで、小学5年生の時にJ PREPに入塾し、プレースメントテストの結果を踏まえて推奨されたES150から始めることになった。同じクラスの生徒のほとんどが中学生であったことに多少の驚きはあったものの、負けず嫌いの性格からか、周囲に置いていかれないように、追いつけるように、あるいは追い越せるようにと、日々予習復習に取り組んだ。
iPadにダウンロードしたアプリでの発音矯正、日本人講師による丁寧な文法解説、ネイティブ講師によるディスカッションなど、J PREPでのすべての学びが今の自分の力になっていると確信している。
ES150、ES250、ES350、ES450とコースを着実に進めてきたが、特にES350とES450で力がついたと感じている。
ES350ではGrammar in UseやUnlockなどの教材を使用し、日本人講師(日本語母語講師)の授業では、予習として自宅で解いた問題を、授業の時に自分の回答を見ずにもう一度解くという形式が取られていたと記憶している。
中学生になり、J PREP以外の勉強もしなければならない状況の中で当時は退塾も考えたが、一年間踏ん張って取り組んだことが大きな力になったと振り返って思う。今でも当時身につけた、例文と自分の回答をすべてひたすら音読するという学習方法を続けている。
声に出すことで発音、アクセント、イントネーションの確認に加えて、単語と単語の結びつきを耳で覚えることができるため、四技能すべてを伸ばすのに効果的だと考えている。だからこそ、英語力を伸ばしたい人には「音読」を勧めたい。
ES450は『The History of the Decline and Fall of the Roman Empire』『Civilization』『Outliers: The Story of Success』など、今でも愛読書である本に出会えたコースであった。Carina先生のクラスは本当に充実しており、意識が高く英語力に優れたクラスメイトたちとのディスカッションも毎週楽しみにしていた。
当時中学生の私はローマ史を学んだことがなく、日本語で読んでも難しいと感じていた。しかし、エドワード・ギボンの歴史書に触れたことで、歴史への苦手意識が薄れたと同時に、英語の長文を難なく読めるようなリーディング力がついたことは間違いない。
また、活発な発言が飛び交うディスカッションに刺激を受け、高校留学や海外大学進学を目指すきっかけとなった。その一年間を共に過ごした親友たちに感謝したい。
ESコースの後はLA380とSA500を受講し、その後カナダでの10か月間の留学を決断した。
留学中、先生方や友人に英語力を何度も褒められ、登校最後の日には現地の生徒ではなく留学生であったことに驚かれるほどだった。
これはJ PREPでの授業と予習復習の成果だと実感している。
帰国後は国内大学の英語学位プログラムとアメリカの大学を受験することを決めた。
① 英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学べる
② 興味がある障害学に関する授業が取れる
という2つを軸に、志望校を検討した。学費の面から、アメリカの大学ではなく国内大学の英語学位プログラムを優先しながらも、日本と海外大学を対象とする複数の奨学金に出願することにした。
まずはTOEFL® iBT100点を目指してSA550に数か月通い、101点を取得したタイミングでSA650に移行した。
SA550ではペアワークでスピーキングの練習をし、お互いにフィードバックを行った。ライティングはネイティブ講師による添削指導もあった。その成果もあり、日本人が苦手とするスピーキングで29/30を取ることができた。
SA650ではTeru先生の指導の下、SAT®受験に向けた準備を行った。私の高校では数II Bの範囲が終わっておらず、Reading and Writingセクションよりも数学セクションに苦戦した。ほぼマンツーマンの授業が多かったため、Teru先生に数学を一から教えていただいた。
SA680では引き続きSAT®対策を行い、結果として目標であった1500点を超える点数を取得することができた。正直、週一回の授業だけではこの点数は達成できなかった。特に私の場合、数学がほとんど理解できていなかったため、数か月間は毎日SAT®の勉強に取り組んだ。
J PREPに保管されているSAT®の問題集をすべて解き、加えてインターネット上の公式の問題を三周し、わからない単語はすべてスマホの単語帳にまとめて通学時間に見直した。とにかく量をこなすことで結果を出せたと思う。
その後、SA690では、日本の大学のAO入試や奨学金、アメリカの大学のエッセイを、主にKalau先生に添削していただいた。受験校選びからブレインストーミング、壁打ち、さらに英語表現の確認まで、すべてお世話になった。私の拙い文章を何度も読んで丁寧にフィードバックをくださり、その指摘をもとに構成や導入、内容を見直しながら、納得のいくエッセイを書き上げることができた。現在、合否が判明している英語学位プログラムにはすべて合格しており、それはひとえにKalau先生とMina先生の的確なアドバイスのおかげだと思っている。
J PREPで出会った友人、すでに卒業した先輩方、熱心に指導してくださった先生方、TAの皆さん、Adminの方々、そして約7年間通わせてくれた両親に、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。