- 国際基督教大学 教養学部
- 頌栄女子学院高等学校
〈入塾時期・所属コース〉
幼少期に約3年間海外で生活していたものの、帰国後は英語を使う機会がほとんどありませんでした。
そのため、学校の授業以外でも英語力を伸ばせる環境がほしいと考え、中学1年の終わりごろに友人の勧めで入塾しました。
ES210(中1)→ES220(中2)→ES350(中3)→ES450(高1)→EA580(高2)→EA690(高3)
〈J PREPの授業〉
J PREPの授業で素晴らしいと感じた点は、やはり以下の3つです。
1 少人数制で、他の生徒とも講師の方とも距離が近いこと。
2 ネイティブパートでのディスカッションの時間が長く確保されていること。
3 教材が充実していること。
特に、AI、哲学、倫理など幅広いテーマについて英語で考え、教養を深められる内容は魅力的でした。
加えて、ポータル上の音声を活用しながらリスニング、シャドーイング、ディクテーションの練習ができるのも非常にありがたかったです。
〈J PREPの課題への取り組み〉
実のところ、中学3年生の途中から課題の多さについていけず、一度退塾し、J PREPを離れていた時期がありました。
自明ではありますが、継続が途切れると、その間に英語力は一気に落ちます。特に、語彙力の衰えにはショックを受けました。それまで英語が得意だと感じていたにもかかわらず、J PREPで習ったはずなのに意味を思い出せない単語が増えたり、長文を読むのに抵抗を感じたりして、焦りを覚えました。「このまま英語を嫌いになりたくない」という思いで、再びJ PREPに戻ることを決意しました。
退塾前の課題への取り組みを振り返ると、私の場合、宿題を完璧に仕上げることに重点を置きすぎて、復習に十分な時間を割けていませんでした。今J PREPに通われている皆さんの中にもきっと「宿題が終わらない!」とか「この英語の本、何を書いているのかさっぱり分からない!」と焦ることがあるかもしれません。ですが、予習で出来ない部分は気にしなくても大丈夫です。その代わり、「授業で最大限吸収しよう」「疑問が解消するまで先生に質問しよう」というマインドで授業に臨み、復習にしっかりと取り組んでほしいなと思います。
〈J PREPのオススメの場所〉
以下に書くことは英語学習とは少しずれるかもしれませんが、J PREPの自習室はとても便利で、私も気に入ってよく利用していました。
自習室のメリットは大きく二つあります。
1 英語教材や、一部の大学の赤本・青本など、豊富な教材を時間・冊数制限なく閲覧できること。
2 古い年度(概ね5~10年前)の過去問まで揃っていること。
また、少数ではありますが、数学・社会・理科・小論文の本も置かれており、これらを眺めて勉強の気分転換にすることもありました。
私は世界史選択だったので、いくつかの世界史の問題集を横断して活用したり、直前期には志望校以外の過去問も苦手分野に絞って解いたりしていました。こうした勉強ができたのも、前述のメリットがあったからこそです。
英語に限らず、他教科の勉強にも活用できるので、ぜひ自習室を有効に使ってみることをおすすめします。
〈国際基督教大学(ICU)の入試対策〉
ICUの入試といえば、特殊で対策しづらいというイメージがあるのではないでしょうか。
一般選抜の入試科目は、「人文・社会科学または自然科学」「総合教養」「英語(リスニングを含む)」の3科目で、前の2つはその名前からして独特です。私自身、ICUの受験を決断したのが高3の夏休み明けと遅めだったこともあり、対策の難しい「人文・社会科学」と「総合教養」は最後まで不安要素でした。
ただ、今思えば幸運なことに、J PREPでの幅広い学びがICUのリベラルアーツ教育に対する適性を測る入試において大いに役立ったと感じています。「英語」に関しても、長文読解、語彙、リスニングのすべてがJ PREPでのトレーニングを通じて対策できるはずです。
また、長文のトピックはEAクラスのネイティブパートで扱われる題材とリンクしたものが、過去に多く出題されています。
総じて、すべての科目に共通して言えるのは、過去問を沢山解いて傾向を分析し、慣れることが重要だということです。
形式が特殊だからこそ、なおさらです。とはいえ、私にとってはICU以上に解いていて楽しい過去問はありませんでした。
受験勉強は大変なことも多いですが、その中でも楽しめる部分を見つけることができれば、きっと大きな力になります。ぜひ前向きに、自分なりの楽しさを見つけながら学びを深めていってください。
〈最後に〉
私がJ PREPで過ごした経験が、受験生やこれから受験生になる皆さんの役に少しでも立てたなら幸いです。
J PREPという恵まれた環境で、素敵な仲間や講師の方々に出会えたこと、そして英語をより一層好きになれたことは、何ものにも代えがたい貴重な経験でした。復塾の際に親身に相談に乗ってくださった斎藤先生、Level 6のコース選択に悩んでいた私の背中を押してくださった誉田先生、刺激的な授業や丁寧な添削はもちろん、授業後の質問にも快く応じてくださった田邊先生、Sara、TAの方々を含め、これまでJ PREPで支えてくださったすべての方に心から感謝しています。
本当にありがとうございました!