- 慶應義塾大学 経済学部
- 慶應義塾高等学校
J PREPでの3年間は、私にとって英語力向上の場というよりコミュニケーション能力を磨くための修行の場でした。なぜならそこには年下の優秀な生徒たちがいたからです。彼らとのディスカッションを通じて、私は、英語はもちろんのこと、会話の切り返しや相手に気に入られる技術を自然と学んでいきました。
そんなJ PREPライフの中で、特に役に立ったのが「情報収集能力」でした。ディスカッションの場では、相手の意見を引き出し、整理し、自分の考えを伝えるスキルが求められます。このスキルを応用し、高校の定期考査前には、友人たちから過去問を効率的に集めることに成功。いかに自然に、かつ負担を感じさせずに過去問を提供してもらうか。この高度な交渉術は、J PREPのディスカッション訓練なしには成し得なかったことでしょう。
そして、気づけば私は内部進学の権利を勝ち取っていました。J PREPの生徒たちが海外や国内トップ大学に羽ばたく中、私はしっかりと「内部進学」という安定の道を選択。結果として、J PREPで鍛えた英語力を入試に活かすことはありませんでしたが、ディスカッションを通じて得た「人間力」は、これからの人生においてきっと役立つはずです。
こうして私はJ PREPで学んだスキルを存分に活用し、華麗なる内部進学を果たしました。受験英語とは異なる形でJ PREPをフル活用したこの経験が今後の人生にどう活きるのか、それはまだわかりませんが、一つ確かなのは3年間のディスカッションは本当に楽しかったということです。最後にJ PREPのスタッフの皆さまならびにクラスメイトの後輩たち、3年間ありがとうございました。