• 東京大学 文科Ⅰ類
  • 早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科
  • 出身高校:桜蔭学園高等学校 | 所属コース:SA530

J PREPには高校2年の時からお世話になりました。
日本で英語を学んでいるとReadingに偏りがちですが、J PREPでは4技能バランスよく学ぶことができ、英語を学習するのに本当に恵まれた環境だったと思います。
私は在籍期間ほとんどScholarsに所属していましたが、帰国子女ではないので、初めは3時間ずっと英語で行われる授業についていくのが大変でした。
しかし今考えると3時間濃密に英語に触れることで、無意識ながら着実に英語力を向上させることができたのだと思います。

高校3年ではIELTSコースに所属しました。
イギリスの大学が第一志望だったためでしたが、今考えると結果的に国内受験や英語力向上に役立った点が多くありました。

■少人数だったので、授業中フルに英語を使う機会が多かった
IELTSはどちらかというとマイナーなためか、Scholarsの中でも特に人数が少なく、個別指導のように1人や2人だった回も少なくなく、多くても5人程でした。
先生との距離も近く、ストレスを感じる受験期でも、授業が良い気分転換になり、毎週楽しく通うことができました。
人数が少ない分、頻繁に発言が求められるので、必然的に3時間英語をみっちり使うことになり、苦手なスピーキングが鍛えられたと思います。

■AO入試という選択肢が広がった
IELTSのスコアを持っていたので、9月に早稲田政経のAO入試を受験することができました。
浪人はしたくなかったので、9月に一つ決まっている大学があることで精神的にとても楽になりました。
また直前期に、多くの滑り止めの受験や過去問対策をせずに、東大の対策に全ての時間をかけられたのがよかったです。
英語のスコアを持っていれば、一般入試に比べて簡単なのではないかと個人的には思います。

■IELTSのリスニング練習が東大のリスニング対策につながった
IELTSのリスニングは、TOEFLのようにきれいなアクセントばかりでなく、様々なアクセントが出されます。
東大の本番のリスニングも訛りがあると言われます(今年もそうでした)が、J PREPの授業のリスニング練習で癖のある英語のリスニング音声をたくさん聞いていたので、自然に聞くことができました。
大学受験においては、直前に過去問を解いて試験形式に慣れる以外は、入試を意識しすぎなくても、楽しみながら英語力を高める学習をすれば、入試でも高得点が狙えるレベルに達することができると思います。
国内大学志望でも、帰国子女ではなくても、国内コースに在籍している人で余力があるのであれば、特に高2まではScholarsに所属することを考えてみてもいいのではないかなと思います。

また授業とは直接関係ありませんが、多読はとてもおすすめです。
初めは時間がかかりますが、J PREP Libraryなどを活用して自分が面白そうと思う本から始めてみるといいと思います。

私が東大受験に本腰を入れることができたのは、海外大の不合格がわかった11月下旬で、かなり遅れをとった状況でした。
社会2科目のうち、1科目は受験勉強を開始していなかったといっても過言ではなかったと思います。
しかしそれでも合格できたのは、J PREPで培った英語力のおかげだと思います。
東大入試では、点数の差が開きやすい英語と数学がとても重要になります。
特に文系の場合、英語は数学に比べて、奇問が少ないため点数を安定させることが容易な上、配点も高いため、英語を得意科目にすることが合格への近道といっても過言ではないと思います。

J PREPには英語力を高める環境が十分整っているので、日々の授業に集中して取り組むことが大切だと思います。
また塾とはあまり関係ありませんが、直前期は本当に一日一日を大切に過ごすことが重要だと思います。
学校の授業もなく、一日をフルに使うことができるこの時期は貴重です。
私自身、前述したとおり受験勉強は11月まで十分にできていませんでしたが、直前期集中的に取り組んだことで合格レベルに達することができたのだと思います。片っ端から取り組んでいくとあまりの量に圧倒されてしまいがちですが、入試は合格さえすればいいので、完璧を目指す必要はありません。
自分の伸びしろのある科目や分野を分析し、限られた時間の中でできることを取捨選択して、重点的に取り組むといいと思います。

最後になりましたが、お忙しい中エッセイの添削から国際政治の解説までして下さった斉藤先生、いつも笑顔で見守って下さった尚美さん、冗談を交えながら面白い授業をして下さったMike、明るくポジティブで優しく励まして下さったMina、過去問の添削を快く引き受けてくださった桂先生、いつも丁寧な対応をして下さったスタッフの方々、本当にありがとうございました。