コース概要
MS050は、(中学受験をしない) 小学生を対象に、中学数学の先取り学習をするコースです。小学校で学んだ算数の復習から始め、自然な導入で中学数学へと接続し、全体を概観できるよう学び始めます。
授業の前半で「代数」を、後半で「幾何」を扱い、毎週同時並行で進みます。書き込み式のテキストで、対話形式で内容を理解しながら書き込んでいくため、授業後には復習しやすい綺麗なノートが完成し、今後の学習におけるノート作成の見本にもなります。また、復習用の宿題で内容の理解を深め、翌週の授業開始時に行う確認テストで理解度を測ることで、確実な知識の定着を図ります。
中学受験では問題に応じて「~算」と呼ばれる解法で個別の処理を要しますが、中学数学で学ぶ「文字式」を利用することで、方程式や不等式として統一的に解くことができます。「代数」では方程式や不等式を解くだけでなく、文章から式を立てる訓練を繰り返し、応用範囲の広さを学んでいきます。「幾何」では高校入試でも出題されている「作図」を中心に、図形の性質を発見的に学習していきます。また、作図の過程を文章で書くことにより「証明」に必要な論理的な説明力を養います。
担当講師から
安部 文人 Fumihito Abe
東京理科大学理学部第一部数学科を卒業後、修士・博士課程と数学の研究に励む。
大学院在学時より中高一貫校にて数学を教え、その後J PREPの数学講師として勤務。
プレ・カリキュラムでは算数の復習から始めて、中学数学の全体像を把握した後、各問題の解き方を学びます。持っている知識の延長に、新しい知識のヒントが隠されているため、すでに知っているものであっても、一つ一つ丁寧に確認していきます。内容のつながりを意識して、なぜ?にこだわって授業に臨んでください。そして、答の数値だけにとらわれず、数式という言葉であなたの考えを聞かせてください。共に頑張りましょう。